2017.04.17 Monday
アッサムのこと。
ダージリンと並ぶ、インドの(というか、世界の)代表的な紅茶「アッサム・ティー」。
前回のダージリンについてのブログの最後に「中国種」という言葉が出てきたのを覚えていますか?
紅茶の大雑把な分け方として、中国から伝わった「中国種」と、インドアッサム地方に起源を持つとされる「アッサム種」のふたつがあります(もちろん、この2種は掛け合わせによって更に様々に分かれます)。
今回ご紹介するのは、アッサム地方で作られるアッサム種、「アッサム・ティー」。品種の違いはかなりハッキリとカップの中に色や風味として顕れます。
・右がアッサム(アッサム種) 左がダージリン(中国種)
そのアッサム・ティーのほとんどはCTCという製法を用いた製品(CTCは「Crush 圧し潰す」「Tear up 引き裂く」「Carl 丸める」の頭文字をとったもの)。製茶時やお茶の抽出の時間短縮が目的です。細かく切り刻まれた茶は、紅茶らしい、しっかりとした苦味や渋みを出しやすいので、ミルクとの相性が抜群です。一方、オレンジペコーと呼ばれる、カサのあるリーフティーはすっきりとストレートでも楽しめるのが魅力。もちろん、抽出時間をコントロールして濃いめにすれば、ミルクティーに最適な風味にも。
・左がオレンジペコー 右がCTC
・茶葉の量5g 湯の量300cc 同条件で淹れたオレンジペコー(左)とCTC(右)
■ アッサム・オレンジペコー コノハト・スタンダード 50g ¥700(税別)
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